多摩市でLDKのリフォームを行った事例をご紹介いたします。行った内容はキッチンの交換・床暖房の設置・珪藻土塗りです。お客様が描かれているリフォームの少し先を見すえて、住空間の在りかたについて想いを共有し、打ち合わせを重ねて、ベストなリフォームに近づけていきます。
一緒に住まいづくりについて話し合う中で要望を整理し、機能性と快適性にユニリフォームならではの価値のあるリフォームをご提案致します。ご参考にして頂けたら幸いです。
- 木造ハウスメーカー 築20年 LDK20畳
- 工期 8日間 費用 320万円
- キッチンの交換、床暖房の設置、珪藻土塗り
リフォームのご相談
- 今のL型キッチンを対面式にしたい
- 冬に寒いので床暖房を設置したい
- 物がたくさんあるのでスッキリさせてい
現地調査・間取りの確認
キッチン
まずは対面キッチンが可能かどうか。木造の1階のLDKでのリフォームですので、対面キッチンにすのは比較的に簡単に移動できます。実際に使い勝手が良くなるかどうかがポイントとなりますので、普段の生活動線と家事動線を実際に見せていただきます。また、フルオープンの対面式キッチンをイメージされていましたので収納量の検証も必要になります。キッチンのプランニングが今回の設計ポイントとなります。
床暖房
大きく「温水式」と「電気式」と分類されていて温め方やコストが変わってきます。また、床に直接貼る手軽な直貼り式と、段差を作らず新しく貼りかえるやり方など工法の違いもいろいろあります。
床材などの見た目だけではなく、床暖房の範囲や別々のコントローラーにすることで省エネになることも検討していきます。対面キッチンになるかどうかで床暖房の範囲に大きく影響が出てきます。
- 自然な温もりで熱くなりすぎない
- ホコリを舞い上げず、空気がクリーン
- 足もとから暖める。冷え性の方にもおすすめ
珪藻土
私たちユニリフォームでは、壁や天井に珪藻土を使うことをオススメしています。ビニールクロスなどに比べて、湿気を吸ったり吐いたりして湿度を調節してくれたり、アンモニアなどの臭いを分解してくれたり、カビが生えにくかったり。また、無機材なので日焼けの変色や劣化も心配なく長寿命、静電気なども起こりにくくいろいろなメリットがあります。おすすめの珪藻土は決めています。日本ケイソウ土建材の「エコ・クイーン」です。
リフォーム前のL型キッチン
リフォーム前のダイニングスペース
クリナップショールーム
ショールームでご希望の対面キッチンを体験していただきました。
クリナップ・クリンレディ
構造自体がステンレスでお手入れがラク
クリナップの主力商品です。
引き出し式キッチンの収納量や使い勝手を確認していただいています。
換気扇
洗・エールレンジフード
タンクにお湯をセットしてボタンを押すだけで、フィルターとファンを自動洗浄。
扉柄の確認
扉のグレードは一段階上がると定価で10万円ほど変わります。
扉のグレードは上からS→A→B→C→D 3段階上がると30万円程度定価の金額が上がります。
プランニング
対面キッチンにした場合の位置を床にテープで印をつけてイメージしながらしばらく生活していただきました。対面にした場合の冷蔵庫の位置や電子レンジの位置、通路幅を考えると動線や使い勝手が良くないこと、近接する間仕切りが耐力壁の為撤去できませんでした。総合的に考えてI型キッチンの移動を選択致しました。
シンクの確認
クリナップの特徴である流レールシンク
水栓から流れる水が、ごみや汚れを手前の流レールに集めながら流れます。ごみを受け止める網カゴもステンレスの一体成型のため、汚れが付きにくいのが特徴
扉材の検討
キッチンパネル
扉・カウンター・キッチンパネルの色を検討しています。
IHヒーター
火を使わないので安心・掃除がラク・温度設定が得意
扉材・カウンターの決定
ショールームを複数回ご覧いただくようお勧めしております。カタログやサンプルを見たのとは違った印象になり、見えてくるポイントも変わってきます。
ノーリツショールーム
温水式床暖房を選択致しました。「はるとホット」という商品は既存の床に増張りするタイプで9㎜の温水マットと6㎜の仕上げ用フローリングで合わせて15㎜の厚みで床暖房が設置できます。仕上げ用の床材は朝日ウッドテックの「ライブナチュラル」という突板の天然木複合フローリングです。自然が創りだしたみずみずしい木肌や鮮やかな木目を愉しめます。
カットサンプル
今の床の上に温水のマット(緑のライン)をのせて仕上げの床材を施工します。
床下の確認
断熱材が入っておりましたので、今回は傷んでいるところを補修してから床暖房の配管を行います。工事は床下に潜りながら進めていきます。
施工スタートです
解体工事
既存のL型キッチン
キッチンを移設して機能的で開放感のある空間にリフォームします。
ガス工事
東京ガスさんにお願いしています。
カウンター上にガス炊飯器用のガスコンセントを設置
新しいキッチンの下地補強
換気扇・吊戸棚・ベースキャビネットなどの木下地
キッチンの移設にともなう設備工事
水道・電気・ガスなど
配管・配線の準備が完了しました。
IH用の200V専用配線
カウンター上にガスコンセントと100Vコンセント
食洗機専用配線など
洗面室にある分電盤から各専用の配線を天井裏から配線を引いています。リフォームの場合、天井に最小限の開口を作り配線のルートを探していきます。
床暖房の設置の準備
温水マットを仮置きしています。
根太の位置などを考慮して温水マットの位置を微調整します。
熱源機からの配管ルートを最終確認しています。
熱源機と温水マットの接続部
温水マットの設置
キッチンとダイニングのエリアとリビングのエリアに分けて人がいないときは片方だけあたたかくして使えます。また、家事動線を考えたレイアウトにしました。
床は暮らしの質を支える要と考えています。日本の生活スタイルでは床は人の肌に一番触れる建材です。素足で感じる心地よさは毎日の暮らしがとても快適になります。
仕上げの床材は床暖房対応のライブナチュラル(朝日ウッドテック)を貼っていきます。美しい床材で高級感があります。
床暖房のパネルに床材を貼っていきます
分電盤
分電盤の増設
照明器具はダウンライトを提案致しました。
ダウンライトは器具が天井に埋め込まれているため、天井面がスッキリとしてクールな印象になります。
拡散タイプ(ふんわり)と集光タイプ(ビームのような)があります。光量や色の選択で空間の雰囲気が変わります。均等配光が無難ですが光の強弱を考えて配灯計画を立てます。
床材
床暖の圧力検査
床暖の熱源機
キッチンの組み立て
組立完了
ガスコンセントの設置
給排水の接続工事
給水・給湯・排水の通水確認と食洗器の試運転
キッチン横の可動棚
パントリーとして使用します
キッチンのリフォームの完成
珪藻土塗りの養生をしています
床全体を養生しています
珪藻土の下塗り
珪藻土の上塗り
リフォームの完成です